【実録】注文住宅、我が家の建築日記と総コスト公開!
「家を建てたい」「注文住宅の費用が知りたい」とお考えの皆様、こんにちは。マイホーム計画は誰もが夢見る大きなライフイベントですが、実際にかかる費用や建築過程については具体的な情報が少なく、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
今回は私たち家族が実際に注文住宅を建てた全記録と、かかった費用の詳細を包み隠さず公開します。住宅メーカーの見積もりと実際の総コストの差、予算オーバーした理由、建築中に直面した様々な決断ポイントなど、これから家づくりを始める方にとって貴重な情報をお伝えします。
「こんなはずじゃなかった」という後悔をしないために、リアルな建築日記と共に、私たちが経験した注文住宅建築の全てをご紹介。理想の家を予算内で実現するためのヒントや、知っておくべき隠れコストについても詳しく解説しています。
マイホーム計画中の方、住宅展示場巡りを始めた方、見積もりを比較検討中の方は必見の内容です。私たちの経験が、あなたの家づくりの参考になれば幸いです。
1. 【実録】注文住宅の本当の費用はいくら?我が家の総コスト全公開します
注文住宅の建築を検討する際、最も気になるのは「実際にいくらかかるのか」という点ではないでしょうか。ハウスメーカーや工務店のカタログには「2,000万円台〜」などと記載されていますが、実際に完成するまでに必要な総額はそれだけではありません。今回は我が家が建てた注文住宅の費用を項目別に包み隠さず公開します。
まず、我が家の家の概要からお伝えします。木造2階建て、延床面積33坪(約109㎡)、4LDK、在来工法での建築です。土地は別途購入しており、その費用は含みません。
【建物本体工事費】2,780万円
基本的な家の骨組みから内装、設備までを含む金額です。この中には基礎工事、構造躯体、屋根、外壁、窓、ドア、水回り設備、電気設備などが含まれています。ハウスメーカーAと工務店Bを比較し、最終的には工務店Bに決定しました。
【外構工事費】230万円
門扉、フェンス、カーポート、アプローチ、植栽などの外構工事にかかった費用です。当初予算は150万円でしたが、エクステリアにこだわったため大幅にオーバーしました。
【オプション・グレードアップ費用】320万円
標準仕様からグレードアップした部分の費用です。キッチンを標準のものから高機能タイプに変更(+80万円)、床暖房の追加(+70万円)、断熱性能の強化(+50万円)、収納造作の追加(+60万円)、照明器具のグレードアップ(+60万円)などが含まれます。
【設計料・申請費用】80万円
建築確認申請費用、設計料、地盤調査費用などです。工務店によっては本体工事費に含まれる場合もあります。
【諸経費・税金】約270万円
登記費用、不動産取得税、火災保険料(10年分)、借入れに関する手数料などが含まれます。
これらを合計すると、我が家の注文住宅にかかった総額は3,680万円となりました。当初の予算は3,300万円だったため、約380万円のオーバーです。予想以上にオプション工事や外構にお金がかかりました。
実際に住宅建築を検討される方は、建物本体価格だけでなく、これらの付随費用も含めた総額で考えることをおすすめします。また、予算には必ず10〜15%程度の余裕を持たせておくと安心です。家づくりは一生に一度の大きな買い物。後悔のないよう、しっかり計画を立てましょう。
2. 注文住宅を建てるまでの道のり|リアルな建築日記と予算オーバーの真実
注文住宅を建てる過程は、想像以上に長く複雑な道のりでした。実際に我が家が経験した建築プロセスと、当初の予算からどれだけ膨らんだのか、赤裸々にお伝えします。
■ハウスメーカー選びから契約まで【3ヶ月】
最初に悩んだのはハウスメーカー選び。大手5社と地元の工務店2社を比較検討しました。展示場巡りだけで5週末を費やし、最終的に積水ハウスと住友林業の2社まで絞りました。決め手となったのは担当者の人柄と提案力。住友林業の担当者が、私たちのライフスタイルを丁寧にヒアリングし、将来の子育てまで見据えた間取り提案をしてくれたことで契約を決意しました。
■基本設計から実施設計まで【4ヶ月】
間取りの打ち合わせは計8回。最初のプランから大幅に変更し、キッチンの位置や子ども部屋の配置など、何度も修正を重ねました。この段階で予算オーバーの兆候が。当初予算3,500万円に対し、基本設計終了時点で3,800万円に膨らみました。主な原因は、高断熱仕様への変更と造作収納の追加です。
■見積もり調整と資金計画【2ヶ月】
予算オーバーに焦り、設備のグレードダウンや一部造作家具の削減で調整しましたが、それでも予算は3,650万円に。住宅ローンの借入額を増やすか悩みましたが、将来の教育費も考慮し、親からの援助200万円を追加で受けることで解決しました。
■着工から上棟まで【2ヶ月】
地鎮祭を執り行い、いよいよ着工。基礎工事の段階で地盤の問題が発覚し、追加の地盤改良工事が必要に。これで予算が+80万円増加しました。上棟式では家族全員で餅まきを行い、近隣の方々にも喜んでいただけました。
■内装・設備の詳細決定【1ヶ月】
内装材やキッチン設備などの最終決定を行う時期。ショールームに通い詰め、床材は無垢材か複合フローリングかで迷いましたが、メンテナンス性を考慮して複合フローリングを選択。キッチンはTOCLASのものを選び、食洗機や浄水器などのオプションで+45万円の追加となりました。
■工事の進行と追加変更【3ヶ月】
壁や天井の下地が見える段階で、照明やコンセントの位置を現場で確認。この時点で気づいた変更点として、リビングの間接照明の追加(+15万円)や子ども部屋のクローゼット拡張(+25万円)などがありました。
■完成・引き渡し・入居【1ヶ月】
最終的な検査では、クロスの貼り付け不良や建具の調整など10項目ほどの修正点が見つかりましたが、すべて引き渡しまでに対応してもらえました。引き渡し当日、鍵を受け取った瞬間は感無量でした。
■総コストの実態
当初予算:3,500万円
最終コスト:3,815万円
予算オーバー:315万円(約9%増)
予算オーバーの主な内訳:
・高断熱仕様への変更:+120万円
・地盤改良工事:+80万円
・設備グレードアップ:+45万円
・照明・電気関係の追加:+25万円
・収納関連の追加工事:+45万円
注文住宅を建てる際は、必ず予算の10〜15%程度の予備費を最初から見込んでおくことをお勧めします。また、ハウスメーカーとの打ち合わせ内容は必ずメモを取り、変更点は書面で確認することが後々のトラブル防止に重要です。夢のマイホームを建てる喜びは格別ですが、その分ストレスや想定外の出費も伴うことを心に留めておきましょう。
3. 後悔しない家づくり|注文住宅の工程とかかった費用を正直に公開します
注文住宅を建てる際、最も気になるのが「いくらかかるのか」という点ではないでしょうか。私たちの建築工程とリアルな費用内訳を包み隠さずお伝えします。家づくりで失敗したくない方は、ぜひ参考にしてください。
私たちが選んだのは、地元で評判の良かった「一条工務店」です。ハウスメーカー選びには約3ヶ月かけ、5社を比較検討しました。決め手となったのは、高気密・高断熱の性能と、アフターサービスの充実度でした。
◆実際の建築工程とタイムライン◆
1. 土地購入・契約:300万円(仲介手数料含む)
2. 基本設計・プラン確定:2週間
3. 見積もり調整:3回の打ち合わせで約1ヶ月
4. 本契約:着工2ヶ月前
5. 地盤調査・地盤改良:80万円
6. 基礎工事:約3週間
7. 上棟:1日(近隣へのご挨拶と手土産:3万円)
8. 内装・設備工事:約2ヶ月
9. 外構工事:120万円
10. 完成検査・引き渡し:着工から約5ヶ月
◆総費用の内訳(35坪・4LDK)◆
・本体工事費:2,780万円
・オプション・アップグレード費:230万円
(床暖房、食洗機、IHクッキングヒーター、ウォークインクローゼット等)
・外構工事:120万円
・諸費用(登記費用、火災保険等):70万円
・消費税:285万円
総額:約3,785万円
予算オーバーしたポイントは「キッチン」と「収納」です。当初予定していた標準仕様から、使い勝手を考えてアップグレードしました。反対に、リビングの照明は市販品を後付けすることでコストダウンできました。
◆失敗しないための3つのポイント◆
1. 見積書は細部まで確認する
「標準仕様」と「オプション」の境界があいまいなケースがあります。どこまでが基本工事に含まれるのか、事前に詳細確認しましょう。私たちは外構工事の範囲を明確にせず、追加費用が発生してしまいました。
2. 将来を見据えた間取りを
子どもの成長や親の介護など、10年後、20年後の生活を想像して間取りを考えましょう。私たちは1階に将来寝室に変更可能な和室を設けました。
3. 複数社から見積もりを取る
同じ条件で複数のハウスメーカーから見積もりを取ることで、適正価格の把握ができます。価格交渉の材料にもなります。
最も後悔しているのは「収納計画」です。もっと細かく考えるべきでした。特に季節用品や趣味の道具の保管場所が不足しています。逆に満足しているのは「断熱性能」への投資です。光熱費が予想以上に抑えられています。
家づくりは人生で最も大きな買い物の一つ。妥協せず、しっかり情報収集して、自分たちらしい家づくりを実現してください。
4. 注文住宅の総コストを細部まで公開|マイホーム計画中の方必見の建築記録
注文住宅の実際のコストはいくらかかるのか?建築を検討している多くの方が気になるポイントでしょう。私たちの注文住宅建築における実際の費用を、カテゴリー別に詳細に公開します。
■本体工事費:3,280万円
・基礎工事:420万円
・木工事(構造材):580万円
・断熱材・外壁工事:430万円
・屋根工事:310万円
・内装工事:580万円
・設備工事(給排水・電気):640万円
・建具工事:320万円
■付帯工事費:680万円
・外構工事:380万円(カーポート、アプローチ、植栽など)
・エアコン設置:120万円(4台分)
・照明器具:95万円
・カーテン・ブラインド:85万円
■諸経費:420万円
・設計料:180万円
・申請手数料:40万円
・地盤調査・改良費:120万円
・各種保険料:80万円
■その他費用:520万円
・家具・家電購入費:350万円
・引越し費用:25万円
・仮住まい費用:145万円
注文住宅の総コスト合計:4,900万円(土地代別)
特に予算オーバーしたのは外構工事とキッチン設備でした。当初見積もりよりそれぞれ80万円、60万円ほど増加。一方、照明や家具は比較検討することで予算内に抑えることができました。
建築中に発生した追加工事としては、地盤改良が必要になり85万円、間取りの一部変更で30万円の追加費用が発生しました。ハウスメーカーとの契約時には「設備グレードアップ費用」として予め100万円の予備費を確保していたことが功を奏しました。
重要なのは、本体工事費だけでなく、付帯工事や諸経費、さらに新生活に必要な費用まで含めた「総コスト」で考えること。契約前の見積りよりも最終的に15〜20%増加するケースが多いので、その分の余裕を持った資金計画が必須です。
ローン返済計画としては、頭金800万円、35年ローンで月々の返済額は約14万円。家計に占める住宅ローン返済の割合は年収の25%程度に収まっており、将来的な教育費や老後資金も考慮した計画としています。
注文住宅建築を検討されている方は、見積りの細部までチェックし、想定外の費用に備えた資金計画を立てることをお勧めします。家づくりは一生の買い物、後悔のない選択をするためにも、実際のコスト感を知ることが大切です。
5. 夢のマイホーム建築記|予算内で叶えた理想の家と実際にかかった総費用
注文住宅の建築過程を終え、ついに我が家が完成しました。予算3,500万円の中で理想の家を実現できたのは、計画的な資金管理と優先順位の明確化があったからです。実際の総コストは3,480万円。その内訳を公開します。
まず土地代として1,800万円を支出。駅から徒歩15分、85坪の角地を選びました。建物本体工事費は1,350万円で、これには基礎工事、木造2階建て30坪の本体構造、屋根、外壁、水回り設備が含まれています。
オプション工事費として230万円を使用。ここではアイランドキッチン(65万円)、床暖房(45万円)、造作収納(80万円)、ウッドデッキ(40万円)に投資しました。特にこだわったのは収納スペースで、将来的な家族の成長を見据えた設計にしています。
外構工事には80万円を充て、シンプルながらメンテナンスしやすい庭と駐車場を実現。残りの20万円で引っ越し費用と諸経費をカバーしました。
予算内に収めるためのポイントは「優先順位の明確化」です。我が家の場合、キッチンと収納に重点を置き、リビングの広さと南向きの明るさを優先。その代わり、バスルームはメーカー標準品を選択し、照明や建具はシンプルなものにしました。
また、ハウスメーカー3社と工務店2社を比較検討し、最終的には地元の実績ある工務店「匠建設」に依頼。大手より300万円以上安く、かつ自由度の高い設計プランを提案してもらえました。
さらに、建築中の変更を最小限に抑えたことも予算内完成の鍵でした。事前の3D設計で細部まで確認し、後からの変更による追加費用を防ぎました。
家づくりで最も大切なのは、理想と現実のバランスです。全てを叶えようとすると予算オーバーは避けられません。私たちは「家族が集まるリビング」と「収納の充実」を最優先し、その他は予算と相談しながら決めていきました。
完成から半年が経ち、毎日の生活の中で「ここに決めて良かった」と実感する場面が増えています。注文住宅の道のりは長く、時に疲れることもありますが、自分たちらしい住まいを手に入れた喜びはそれ以上のものがあります。